現在二世帯住宅を建てる方は増えており、二世帯住宅を積極的に促すホームメーカーも多くなってきました。
二世帯住宅についてはこのサイトでもたくさんのメリットを紹介しています。
しかし嫁の立場に立つと本当に義父母と同居していいのか、この先の人生を好きでもない他人と一緒に過ごしていいのかと悩んで躊躇してしまいますよね・・・
私は4年前に完全同居型の二世帯住宅を建てて、現在姑と旦那と子供3人と一緒に暮らしています。もともと義父はいなかったので姑だけという条件でした。それでも実際に二世帯住宅に住んでみると、窮屈さやストレスは想像以上でした。
ネットでも私と同じように二世帯住宅にして住んでみたら耐えられないくらい大変という方もたくさんいます。
でも1度建ててしまうともう戻れないのがマイホームです。
家を作り替えることもできないし、祖父母に出て行けっていうことも言えず、かといって自分自身が子供を連れてどこかに逃げるわけにもいかない。
このように嫁の立場だと行き場がなく、ひたすら我慢し続けなければいけない日々に追い込まれてしまうんです。
しかし私は3年の月日を経て、さまざま悟りを開くようになってから落ち着いて過ごすことができるようになりました。嫁の立場ではこのように悟りを開いて、生活しやすいように自分の順応させていくことが大切です。(笑)
これは二世帯住宅に住む嫁の心得と言っても過言ではありません。
今回は嫁の立場でこれから二世帯住宅に住む予定の方に向けて、絶対読んでおくべき心得を紹介してみたいと思います。
逃げ場所を作るべし!
同居をし始めるとすぐに、ストレスやイライラする出来事だらけの日々が始まります。色々言われすぎて泣きそうになることもあるし、イライラしすぎて喧嘩をしたくなることもたくさんありました。(というか実際泣きまくった・・・)
ただ、そうなった時に自分から喧嘩をふっかけたり、問題行動を起こしてしまうと、せっかくの二世帯住宅が住みづらい環境になってしまいます。
なので私はこのようなストレスを発散できる、逃げ場所を確保するようにしました。それは実家と自分の部屋です。
実家には月に1度は帰って自分の母に愚痴を吐くようにしてみたり、元々自分の部屋を作っていなかったのですが、ウォークインクローゼットの一部分にパソコンやデスクを置いて趣味に費やせるような場所を作ったことで精神的に落ち着いて過ごせるようになりました。
嫁の立場では自分から攻撃を仕掛けることは難しいので、いかにストレスを発散し、精神を落ち着けられるかということが重要になってくるのです。
とりあえず「すいません」が言えるようにしておく
嫁姑問題は本当に些細なことから始まります。
「あのお肉、脂がありすぎじゃない?ヘルシーなお肉を選べるようにしなくちゃね」
「もうちょっと子供には優しく言ってもいいんじゃないかしら」
「この料理、前もパパは苦手だって言ってなかったっけ」
気にしだすと些細な一言一言がイライラするきっかけになってきます。
私も最初はそのひとつひとつが気になり、イライラして泣いて怒ってみたり、悲しくなって泣いてみたりということを繰り返していたのですが、それをすることで自分のエネルギーが消費され、負のオーラに包まれていくことがいけないと分かりました。
何が大事って、自分のモチベーションを保つことが一番大事なんです。
そして義母も嫌味として言っている訳ではなく、私たち家族をいい方向へ変えようとしてアドバイスをくれているということも理解はできます。
お互いが悪い方向に行きたいと思ってる訳ではないのに、自分だけがそれを気にしすぎてストレスを感じたり、負のオーラを纏っていくのは理不尽だし悔しいと思ったんですよね。なので私はとりあえず最初に「すいません」「ごめんなさい」を言うようにしています。
心から思わなくてもいいんです。とりあえず上辺だけ「すみません」「ごめんなさい」を言うようにすると相手の気持ちも収まり、自分も時間が経てば気にすることもなく、時が過ぎる音もなかったかのように終わる終わっていきます。
これを我慢やストレスが溜まるという言い方をする人もいるかもしれませんが、私はこの対処法があるおかげで自分のストレスがなく、家族のために落ち着いて過ごすことができているんです。考え方の問題とでもいうのでしょうか?
あなたも二世帯住宅で姑女一緒に生活を共にするのであれば、まずは素直にすみませんとごめんなさいを言えるようにしておくことが大切です。たとえ心の底からそう思わなくても、上辺だけでも感謝と謝罪の言葉が言えるとそれだけであなたは嫁として愛されるようになるでしょう。
子育ては間違っても死なない
自分でお腹を痛めて産んだ愛する我が子。
その子供たちには自分が思える最高の子育てをしてあげて、最高の教育を受けさせてあげたい、そして人間として立派に成長させてあげたいと思うのが親心ですよね?
しかし二世帯同居になるとその子育てや教育に関する大人が倍に増えます。
祖父母世代は私達親世代には子育てについて、指摘や文句を言ってはいけないと理解はしてくれています。しかし理解と行動は違うんです。
私と同居している姑も、育児は母がするものと理解してくれていて、
「ママが色々決めていいのよ、一度しかない子育てを楽しんでね!」
と言ってはくれるものの行動はそれに反していて、私がしている子育てにさまざまな忠告や制約を出してきます。
例えば
「忙しいからといっても料理を手抜きするんじゃ子供たちが可哀想よ~」
「市販のお弁当なんて添加物がいっぱいなんだからやめなさい」
「子供にスマホ渡したらブルーライトが~電磁波が~バカになる!!!」
言ってることはわかるけど、共働きでフルタイムで働いてたら余裕がないのも分からないものかね・・・て言いたい。
姑にとってはこのぐらいのアドバイスは子育てに関する文句や指摘には当たらないようです。(一一”)
私だって100%理想の子育てをしたいと気持ちはあるけれど、忙しさや仕事などで理想通りにいかないこともたくさんあります。
しかしその欠点を姑に指摘されると本当に悲しくて、最初は指摘される度に「自分は母としてダメなんだ」と凹むことも多かったのですが、やはりある時自分がこれ以上傷つかないためにあることを悟るようになりました。
子育てを間違っても死ぬわけではない!自分の思い通りに子育てが出来なくでも、きっと子供らは自律した人間へなってくれることでしょう。
二世帯住宅の嫁の役割は子育てに干渉せず、母として子供を穏やかに見守ることが大切なんです。
ここは自分の家だと割り切る
嫁の立場だと、「いい嫁としてふるまわなきゃ」と気を使いすぎてしまうことが良くあります。
たとえば休日など一緒に時間を過ごさなければいけない時には、
「ごろごろしたらぐーたらな嫁だと思われるかな・・・」
という不安を感じることも。
でもそんな些細なことを気にしていたら、これから長い人生ストレスだらけで死んでしまいます。確かに嫁としてよく思われることも大切ですが、自分らしく家ですごし、それを家族に理解してもらうことも大切です。
ですので、自分の弱みも理解してもらうという気持ちが自分を楽にする解決法です。
悪口は絶対に家の中では言わない!言うなら「相談」の形で!
最後に絶対に守るべき心得を。
絶対に家の中で「悪口」を言ってはいけません。例え信頼できる夫だとしてもです。
姑のことでムカついたり悲しくなることはたくさんありすぎて、人に愚痴ってストレス解消をしたい気持ちも分かりますが、絶対に「悪口」の形で話すと悪い結果にしかなりません。
私の経験上、悪口で旦那に話すと
「お前だって同じようなことしてるだろ」
ケンカの時に
「母ちゃんのことあんなこと言っておいて、お前だってそれかよ」
という母と比較対象になってくることが多かったんです。
それからは旦那に悪口を言うことはやめて、悪口は職場や友人、自分の母に言うようになりました。
そして旦那には「相談」の形で言うようにすると、かなり効果的だということに気づいたんです。
「この前お母さんが、子供にマック食べさせるのは体に良くないって言ってたけどそうなんだよね・・・でも休日になかなか栄養バランスのいい食事を作るのも大変で、難しいよね」
というように「自分は出来ない母で情けない」アピールをするように(笑)
そうすると旦那の同情も得られやすく、家族関係も円満に保てるようになりますよ。
まとめ
二世帯住宅に住む前の嫁の心得を紹介しましたがいかがでしたか?
確かに嫁の立場だと前途多難ですが、辛いことばかりではありません。姑とも絆が生まれたり、家族で悩んだり一緒に問題解決が出来て仲間という信頼関係を築くことができます。
私も3年一緒に住んでいますが、「好きじゃないけど家族として大切な人」のように感じるようになりました。
ぜひこれから二世帯住宅にチャレンジする方は、この心得を参考にしてみてくださいね。