二世帯住宅に住む嫁の私が介護をしないと言い切った理由

私は3年前に二世帯住宅を建てて現在しゅうとめと一緒に同居をしています。私は嫁の立場ではありますが、現在この二世帯住宅での暮らしはとても居心地が良く、この家を建ててよかったと思っています。

ただこのような二世帯住宅を建てると、いずれ親の面倒は自分が見なければいけないという責任感や周囲から「あなたたちが親を見てくれるんでしょう?」というプレッシャーが感じることが多くあります。

でも、そんなことは誰が決めたのでしょうか?

私は直接姑に「あなたの面倒はみません」と伝えてあります(笑)

決して喧嘩をした訳でもなく、人間関係でトラブルになった訳でもありませんが、事前にこういったやり取りや将来設計を立てておくと、とても気持ちも楽に過ごすことができてストレスも軽くなりました。

もし二世帯住宅を検討していて、将来の親の介護や老後の負担などで心配をされている方にとって少しでも参考になればと思い、私がこのように決めた理由や将来について考えていることをお伝えしていきたいと思います。

私が親の介護をしない理由

介護は誰でも負担を感じるものです。好き、楽しいと思える人はほんの一部です。当たり前のことかもしれませんが、親の介護をしないと決めた理由をお伝えしたいと思います。

介護の負担は想像以上だから

「親の面倒は子供が見て当然」という考え方をしている方は本当に介護の現実を知っていますか?

私は介護の相談を受ける仕事をしていますが、自宅で親の介護をされている方々は本当に壮絶な日々を送っており、ストレスで夜も眠れず、自分の仕事や財産を失ってまでも親のために尽くしているのが現状です。

もちろんそうやって親のために尽くしてあげたいと思う方であれば良いのでしょうが、残念ながら私はそこまでして自分を犠牲にしてまで親の介護をしたいとは思いません。自分の親でさえそう思うのに、夫の親となればなおさらです。

そして今では介護老人ホームなどの施設が充実しており、自分が介護をしなくても代わりに親の世話を懸命にしてくれる介護スタッフや施設はたくさんあります。お金はかかりますが、親が安心して暮らせる環境を提供してあげることが子どもの役割の一つだと私は思っています。だからこそ自分が介護をしないで、お金を貯めて親が安心して暮らせるような場所を提供してあげるという選択肢を選びました。

親の介護で自分たちの生活が壊れてしまう危険性も

私は長女です。そして旦那は長男です。

夫婦ともに、自分の親の面倒は「自分が見なければいけない」という責任感を常に感じながら生きてきました。

いずれは・・・と思いながらも、お互いが長男長女という立場で、結局2人で夫婦2人でそれぞれの両親4人の面倒見なければいけないのかと思うとプレッシャーで押し潰されそうになっていました。

そして私たちも子供ができ、それぞれの仕事も順調に軌道に乗り生活が安定してきた頃、ふと夫婦で自分たちの思いを共有しあったことがありました。

いずれは親の面倒を見なくちゃいけないよね。でもそれで、私達家族が共倒れになるのは絶対に避けたい。

旦那も私も全く同じ考えでした。

そして出した結論は、できるだけ親には自分のお金や自分の責任で老後を生きてもらおうという結果になったのです。

幸いにも私達の親たちも、「子供達(つまり私達夫婦)にできるだけ、老後に迷惑をかけたくない」という気持ちを持っていてくれたので、私達の気持ちを正直に話し、いずれ動けなくなった時には自宅で介護するのではなく、施設など安心して暮らせる場所を探していこうという話し合いをしました。

今では私達夫婦とそれぞれの親が、同じ将来設計を考えて今生きているということになります。

将来親の面倒見なければいけないという決まりはない

親の介護は子どもがするものだという考えはすでに古い考えになっています。このサイトではあまり伝えてはいませんが、私は病院で介護の相談を受ける看護師として働いており、このように考えている方はまだまだたくさんいます。

昔ながらの考えでいるとなかなか受け入れられないかもしれませんが、これからは親だからといって子供が全部その責任を負う必要はありません。家族それぞれに生活があり、そして介護という責任感やプレッシャーで子供たちの生活が脅かされることはあってはいけないと思っています。

そして二世帯住宅に住んだからといって、一緒に同居している家族が必ずしも親の面倒を最後まで見なければいけないという決まりは全くないのです。

二世帯住宅を気負いなく作って将来のことはよく話し合っておくべし!

もし親の介護の事で二世帯住宅にすることを躊躇している場合には、まず一緒に同居する親も含めて将来のことについて1度話し合ってみることをおすすめします。

真面目な内容になってしまいなかなか話が進まないかもしれませんが、このような将来のことを話し合う機会はとても重要です。そうすると、必ず「子供に面倒を見てほしい」と思っていたような親でも、実際には「子供には迷惑をかけたくないから」とおっしゃる方も少なくありません。

お互いがお互いのことを思いやっていれば、介護問題でのトラブルは大きくならないと思います。

そうやってお互いの意思を確認できた段階で、二世帯住宅の設計や建設に取り組んでいった方がいいのではないでしょうか?

兄弟間の責任の押し付け合いになったら?

私ら夫婦はそれぞれ現在は兄弟はいません。ですので、兄弟間での介護問題や相続トラブルは全く起きることはありません。

しかし兄弟がいると「誰が親の面倒を見て誰が親の資産を継ぐか」などといった、兄弟間でのトラブルに発展しがちです。また二世帯住宅で同居すると、兄弟の関係もギクシャクをしてしまいがちに。

そういった時にも事前に兄弟間でよく話し合っておき、誰が一緒に住んで、そして介護問題が起きた時にはどのように解決をしていくかを、兄弟間でも共有をしておくとトラブルにならずに済むでしょう。

まとめ

親の介護は、同居している子供がしなくてもいいんです。

昔は子供が親の介護をするのは当たり前という考え方でしたが、今では子供は親が安心して暮らせる環境を提供してあげることだと思います。

しかし残念ながらまだまだ「親の介護は子供の責任」と考えている方はたくさんいます。しかしそのような方でもちゃんと真面目に話し合ってみると、「子供には迷惑をかけたくない」と思っている方はたくさんいるんです。そして直接手を取って介護をするだけが親への支援ではありません。

あたたかいご飯を提供してくれて、親身になってくれるスタッフがいるような施設環境を提供してあげることだって親への十分な支援になります。そのためのお金を少しずつためておけば将来の不安もなくなります。

自分の生活や仕事を犠牲にしてまで、親の介護に尽くすのは現実的ではありません。それぞれの立場で自分らしく幸せに暮らしていける方法を見つけていくのが一番いい方法ではないでしょうか?

ですので、二世帯住宅に一緒に住んだからといって親の介護で悩む必要は全くないと思っています。ただ、そ意思を自分勝手に通すのではなく、親や兄弟間で事前にしっかり話し合うということがとても重要です。

介護が必要な時になってから話し合うのでは遅すぎるため、二世帯住宅を建てる前に将来のことを家族間でしっかり話し合ってみてはいかがでしょうか?

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